データの可視化・分析の効率化に向けて Automation Anywhereを導入

提供サービス

サービス名

AutomationAnywhere

サービス概要

『Automation Anywhere Enterprise』は、エンタープライズ型RPA製品として、基本機能はもちろんの事、AIやBIとの親和性の高さでもグローバルで高く評価を受けています。 これからRPAに取り組むお客様はもちろん、既にRPAに取り組み中で活用範囲の拡大に向けた次のステップを検討されるお客様にとっても、フェーズや規模を問わず、様々な場面でご期待に応えるRPAの本命とも言える製品です。

クライアント情報

業界

マスコミ

企業名

株式会社テレビ東京コミュニケーションズ

公式サイト

https://txcom.jp/

会社概要

2001年3月設立。2013年6月にテレビ東京グループのデジタル戦略の企画・実施を担う事業会社として事業を再構築。現在は、主にクロスメディア事業、動画配信事業、WEB事業/オウンドメディア事業、データ放送関連事業、IP(知的財産)ビジネスなどを展開。

人的リソースに頼る業務をRPA活用で効率的な自動化

テレビ東京コミュニケーションズは、テレビ東京グループのデジタル事業を担う戦略企業だ。テレビとネットを組み合わせた番組・コンテンツを制作・プロデュースするクロスメディア事業を主軸に、見逃し配信を始めとする動画配信事業、番組Webサイトの制作・運用、SNSの運営、オウンドメディア「テレ東プラス」の企画・運営、データ放送関連事業、著作権などの知的財産を活用したIPビジネスなどを幅広く展開する。

 同社は数年前からINSIGHT LABとパートナー契約を結び、柔軟なデータマネジメント基盤を構築して他局との差別化を図っている。具体的には、CMS(コンテンツ管理システム)や広告管理プラットフォーム、Webページアクセス解析サービスなどの社外の各サービスから、テレビ東京/BSテレビ東京の番組視聴率・各種ログデータ、動画再生数、アプリケーションダウンロード数、広告クリック数、広告インプレッション(表示)数などの各種データを調達し、ETL(データの抽出・変換・格納ツール)を用いて加工・集計した後に、複数の統合的なDWH(データウェアハウス)に投入。これらをデータマート(DWHから特定の目的で取り出したデータベース)の形で全て結合してBIダッシュボードに反映し、可視化・分析するというアプローチだ。

 「このデータマネジメント基盤を構築したことで、必要な情報をさまざまな角度で可視化できるようになったほか、情報を検索する時間を削減し、分析する負荷も軽減するなど多大な効果が得られました。しかし、その基盤も完全ではなく、ヒューマンリソースに頼って処理している手作業での業務が残っていたため、それを自動化できる方法はないかと検討したところ、注目したのがRPARobotic ProcessAutomation)の活用でした」と語るのは、テレビ東京コミュニケーションズ メディア事業開発本部 データ・UXデザイン部長 兼 テレビ東京ホールディングス 兼 テレビ東京 岸 義治氏だ。

 同社が選んだのは、サーバー管理機能を持ったRPAプラットフォームAutomationAnywhereだった。

クール変更後も番組編成に対応し 関係者への正しいメール配信を実現

人手に頼っていた業務の自動化を進めるため、主に次の2つのプロジェクトでRPAが導入された。

 1つは、関係者に番組関連情報をメールで自動配信するシステムの実現。データマネジメント基盤では、人気番組を対象に、放送後の視聴率やSNSの反応などを、制作部門や営業部門などの関係者に対し毎週1回メールで送信するタスクをダッシュボード側の機能で作っていた。しかし、ダッシュボードでその機能を実装するには、番組単位でフィルターをかけ、番組ごとにダッシュボードを作り、個々にメール送信設定を行わなければならなかった。クール単位で番組編成が変わるたびに、延べ8時間以上もかけてダッシュボードを作り直し、それに合わせてメール配信の設定も変更することは大きな負担がかかっていたという。

 そこでAutomation Anywhereへそのタスクを移管。マスターデータを基にAutomation Anywhereの変数とループ機能を活用することで、クールが変わっても番組編成に柔軟に対応した正しいメール配信を可能にした。

広告会社CMSから手作業でのレポート抽出を自動化

もう1つのプロジェクトは、動画広告進捗率を自動的に収集する仕組みの構築。見逃した番組をインターネットで無料視聴できるテレビ東京の公式動画配信サービス「ネットもテレ東」は、広告付き動画配信のため、広告を管理する外部のCMSをさまざまな会社のSSPSupply Side Platform;媒体の広告枠販売や広告収益最大化を支援するツール)と接続して広告を出しているが、一部のSSPにはAPIのサポートがなく、CSVファイルなどの連携もできないため、このデータだけは社内のデータ基盤に蓄積するには手作業が必要であったという。

 そこで、Automation Anywhereを活用し、クローズドなSSPWebページから広告案件の詳細情報を1件ずつ収集してCSVファイルを作成し、毎日その情報をG Suiteのスプレッドシートに書き出す作業のルーチンを自動化した。「そのおかげで、多大なコストをかけてシステム連携することなく、分析対象の番組全てを当社のデータと突合して進捗率を可視化できるようになり、より正確な分析が可能になりました。また、転記作業によるミスや手戻りも防止できるようになったのは大きな安心材料です」と岸氏は評価する。

 今後、テレビ東京コミュニケーションズでは、Automation Anywhereのアクセス権を他のエンジニアや営業部門にも解放して、ガバナンスを保ちながら自由にロボットを作ることができる環境にしていく考えだ。そうすることで、手作業をできる限り削減し、本来のクリエイティブな業務に集中できるようにしていきたいという。

 「将来、複数のロボットが稼働することになっても、Automation Anywhereならばロールベースのアクセス制御によってロボットの操作権限を容易に管理することができるので安心です。また、これからは視聴率の把握のみならず、視聴内容の質も可視化する必要があり、INSIGHT LABにはデータ収集・集計・分析・分解まで一貫してご協力いただくことになるでしょう。」と岸氏は語る。

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