初心を忘れず、顧客と対話する。同じ目標を共有し、1つのチームとして課題解決に導く
Nickname:Onde

社員紹介

所属部署

データサイエンス開発部データビジュアライゼーショングループ

学校法人事務局本部にて勤務し、主に自動車学校の会計業務に従事した後、2022年に中途採用でINSIGHT LABに入社。データエンジニアとして顧客の課題解決に向けて手を動かす一方で、社内で新しく立ち上がった保守チームのリーダーとしてチームをマネジメント。メンバーの知識やスキルを向上させるため、大阪支社で勉強会も主催する。(2023年9月時点)

仕事内容

データエンジニアとして、水産事業者様のBIツール開発に携わっています。一方で、社内で新しく立ち上げた保守チームのリーダーとしてチームをマネジメントしており、複数のプロジェクトから保守のみを切り出して保守チームで対応しています。心がけていることは、IT未経験だった当時の初心を忘れず、お客様の「わからない」をなくすよう、同じ目線に立って対話することです。

顧客の要望の「目的」を的確に把握し、最適解を提案

「既存のツールでは再現が難しいと思われるお客様の要望であっても、ヒアリングやコミュニケーションを重ねることで、できうる限りの最適解を導きだす。それがINSIGHT LABの強みです」

そう語るのは、データサイエンス開発部データビジュアライゼーショングループのOnde(ニックネーム)だ。
エンジニアとしてプロジェクトに参画し、顧客の課題解決に向けて手を動かす一方で、社内で新しく立ち上がった保守チームのリーダーとしてチームをマネジメントする。

2022年7月に入社以来、Ondeが携わっているプロジェクトの1つが、水産事業者におけるBIツールの開発だ。分析をより効率化するBIツールだが、すべてを万能にこなせるわけではない。
この水産事業者の例では、分析結果を3軸のグラフで表示したいと要望があった。しかし、このBIツールでは2軸までしか表示ができない。制約があるなかで、お客様がなぜ3軸で表示したいのか、その目的を的確に把握することで、視覚的に3軸での表示と遜色のない2軸のグラフを作り上げた。

「分析結果について、お客様から『このような形で画面上に描画してほしい』と要望いただいても、その通りに実装ができない場合もあります。そんな時はお客様とディスカッションを重ね、限りなく要望に近い形で叶えられる方法を探し、提案しています」

未経験でIT業界へ。「ITがわからない顧客の目線に立って対話する」

INSIGHT LABに入社する以前、Ondeは学校法人事務局本部にて勤務し、主に自動車学校の会計業務に従事していた。データ分析の経験はなく、ITについての専門知識もない。そんなOndeがIT業界に興味を抱いたきっかけは、日々の業務の中で感じた「不便さ」だった。

「自動車学校は中学校や高校と違って、毎月入校生が入ってきます。そうした入校生たちがどの高校から来ているか、当時は手作業でExcelにデータを入力し、要因分析をしていました。もっと効率よく作業する方法はないか。そう考えて調べるうちに、データサイエンスを知ったのです」

もう1つ、事務職に対する将来への不安があった。AIが目まぐるしく進化し、「AIが事務の仕事を奪う」をリアルに感じるようになったOndeは心機一転、IT業界への転職を目指す。しかし、まるで畑違いからの転職。せめて武器になるものをと思い統計検定2級とPython3のデータ分析の資格を独学で取得したものの、面接にすら辿り着けずにいた。

「30〜40社受けてすべてダメ。それでも、自分の次の生き方としてIT業界に絶対転職したい想いがあったので諦めませんでした。そんな私と唯一カジュアル面談をしてくれたのが、INSIGHT LABでした。経験よりもポテンシャルを認めてくれたんです。本当に嬉しかったですね」

入社後は、社内の手厚い教育体制と先輩社員のフォローのおかげで着実に知識をキャッチアップ。教えられた情報は徹底してクラウドツールの「Notion」に整理していった。そうした努力が身を結び、入社後約1年で保守チームのリーダーを任されるまでに成長した。
顧客の中には、以前のOndeのようにITに関する知識を持ち合わせない人もいる。自身がIT未経験だったからこそ、Ondeはそうした顧客に対して同じ目線に立って対話することを心掛けている。

「お客様にはIT知識がなかった頃の自分がわかるような説明をするよう心がけています。今後自分がより技術や知識を吸収していくにつれて、立ち位置が変わっていったときでも、未経験者の気持ちを忘れないようにしたいですね」

社内外に影響を与えられる「波紋」のような存在になりたい

エンジニアとして顧客と向き合ううえで、Ondeが大切にしていること。それは、顧客と1つのチームになることだ。

「お客様とWin-Winの関係性を構築するために、同じ目標に向かって取り組む『チーム』になる必要がある。お客様の要望について、同じチームの一員としてともにディスカッションし、最適解を導き出すことが大切なのです」

いずれは転職のきっかけにもなった教育関係のデータ分析に携わってみたいと話すOnde。今なら、自動車学校時代に課題を感じていた要因分析にかかる作業の効率化に貢献できるのではないかと考えている。そして、今後は社内のアイデアやコミュニケーションに影響を与えられるようなエンジニアになりたいと力を込める。

「INSIGHT LABにはニックネーム制度があるのですが、私が名乗っているのは『Onde(オンド)』。フランス語で、『波紋』という意味です。1滴の波紋が周りにどんどん広がっていく。社内外におけるそんな存在になりたいですね」

そんな想いを実現すべく、Ondeは自身が所属する大阪支社でエンジニア向けの勉強会を主催。顧客に貢献するために、メンバーの知識やスキルをより向上させようと、積極的に取り組んでいる。周囲に影響を与える、波紋のような存在に。Ondeの挑戦は始まったばかりだ。

ホーム » コンテンツ » Nickname:Onde