自分を成長させてくれたお客様の気持ちに報いるために、想いを一番に理解できるエンジニアになりたい

Nickname：Bird

社員紹介

所属部署

データサイエンス開発部　データプレパレーショングループ

2019年7月からINSIGHT LABの内定者アルバイトとして業務に携わる。Webエンジニアとして、データ分析にかかわるダッシュボードの動作を確認するテスト作業などを経て、2020年4月に正式入社。データプレパレーショングループに配属となり、顧客のデータ分析基盤の開発・運用・保守を長期にわたって伴走支援する。（2023年7月時点）

仕事内容

主に、お客様のデータ分析基盤の開発・運用・保守を担当し、システムの設計から実装まで幅広く対応しています。入社直後から長期で伴走支援しているお客様は、4年目（2023年7月現在）になります。入社当時からお客様に育てていただき、私自身もお客様に誠実に向き合うことで、お互いに信頼を積み重ねてきました。

長期にわたってお客様を伴走支援。真摯な対応を積み重ねて信頼を築く

「データプレパレーショングループは、比較的長期にわたってお客様を支援する案件が多い部署です。プロジェクトを進めるにあたって、初期の頃は構築したデータ基盤が不安定なこともあるため、原因を特定し、対策を伝え、地道に対応するといった真摯な対応が求められます。その結果、システムは徐々に安定していき、お客様からの信頼にも繋がっていきます」

そう話すのは、データサイエンス開発部データプレパレーショングループのBird（ニックネーム）だ。顧客の要望を受け、データ分析基盤の開発・運用・保守を担当する。
2020年4月、新卒でINSIGHT LABに入社。当時から数えて4年ものあいだ、同じ顧客に伴走し、信頼関係を構築してきた。
大手小売メーカーのこの顧客は、既存データベースがデータ分析に向いていないことを課題に感じていた。運用・保守に時間とコストがかかるだけでなく、SQL Server自体の拡張性がない。そこで、いくつかのデータベースを性能比較したうえで、アメリカのスノーフレーク社が提供するデータウェアハウス「Snowflake」にデータを移行する試みを開始した。
データ移行にあたっては、当初はエラーが頻発した。既存のデータベースからSnowflakeへ徐々にデータを移していくため移行期間が長く、並行稼働の時期だからこその不具合に悩まされた。冒頭のBirdのセリフにあったように、ひたすら原因を特定し、真摯に対応を行ううちに、システムが安定。処理速度が増し、UI/UXが以前に比べ向上したと喜びの声が聞かれるようになった。

「Snowflakeは2023年の現在でも新しいサービスで、需要も高まっています。新卒入社ですぐにそうした案件に携われたことは幸運でした」

「お客様に育てていただいた」気持ちに報いるために「誠実さ」を大切に

2020年4月、新卒でINSIGHT LABに入社したBird。「データを扱う仕事がしたい」と思うに至った背景には、学生時代に専攻していた地理学での学びがある。

「当時、授業の一つに『地域統計学』があり、国勢調査などさまざまなデータを活用して学びを深めました。文系の学部なので初歩的な内容だったのですが、ものすごくおもしろかった。特に、2変数の相関係数は-1から1のあいだにキレイに収まることに感動し、より統計学を学びたいと思うようになりました」

そんなBirdが就職活動の軸にしたのは、「データを扱っており、かつ若い頃から裁量を持って働ける会社」であること。中でも、INSIGHT LABのサイトに掲載されていた過去の事例を見て、自分がそこで活躍するイメージが膨らんだ。
入社してすぐ、小売メーカーのプロジェクトに参画することとなったBird。また、Birdのあとに入社した後輩も、新卒で同じプロジェクトに携わっている。

「通常、新卒社員が入社してすぐお客様の案件に携わるのはあまりないことです。ただ、このお客様は、データ分析界隈は人材が少ないので、このプロジェクトで一緒に成長していきましょうと受け止めてくださいました。そうした気持ちに報いるために、自分も誠実に対応しなければと気が引き締まりましたね」

顧客対応をする際、Birdが心がけていることの一つに、言葉だけでなく図や資料を用いて、目で見てわかるように説明することが挙げられる。

「これは、実は前述のお客様から指摘されたことでもあります。私自身、物事を説明するときに言葉だけで説明しがちなところがあった。ただ、言葉だけだとどれだけかみ砕いても伝わらないことがあります。それをお客様が実践して見せてくださったとき、自分が何を言えばいいか考えすぎて相手に伝わっていなかったんだと反省しました」