「日本一のデータエンジニア集団」を目指し、エンジニアがパフォーマンスを発揮できる環境を整える
Nickname:Chris

社員紹介

所属部署

データサイエンス開発部 データプレパレーショングループ マネージャー

2016年、新卒でINSIGHT LABに入社。Webエンジニアとして、Web開発を主軸にアプリケーション開発やインフラ構築業務に携わる。大規模ファイルシステムの移行や大手企業の広告データ分析の支援をきっかけに、データエンジニアとしてデータプレパレーション部に配属。グループマネージャーを務める。(2023年6月時点)

仕事内容

マネージャーとして、メンバーがパフォーマンスを発揮しやすい環境を整えています。心がけているのは、個々の個性を尊重し、お互いを伸ばし合えるよう、コミュニケーションを取ること。また、プレイングマネージャーとして、データ移行やデータウエアハウスの最適化、データ分析基盤の構築といったお客様のご要望に応えています。

コミュニケーション力でメンバーの個性を伸ばし、顧客に寄り添う

「お客様の課題に対する『正解』は一つではありません。お客様が望むものと、私たちが最適だと思えるものの折衷を取っていくようなコミュニケーションで、双方にとって一番となるような価値提供をしていきたいと考えています」

そう話すのは、INSIGHT LABデータサイエンス開発部データプレパレーショングループでプレイングマネージャーとして活躍するChris(ニックネーム)だ。

2016年にWebエンジニアとして入社。Web開発を主軸に置きつつ、アプリケーション開発やインフラ系の開発にも携わってきた。2017年12月に大規模なファイルシステムの移行を経験したことで、インフラ構築への興味を持ち、これをきっかけに大手企業の広告データの分析支援にも携わる。

その後、データプレパレーショングループに配属され、いちエンジニアとして顧客に伴走する一方、マネージャーとして各メンバーが最高のパフォーマンスを発揮できる環境を整えている。個々の個性を尊重する一方で、その個性を潰し合うことなく、お互いを「伸ばす」環境を作れるようコミュニケーションを取り、調整する役割を担う。

「メンバーをマネジメントするうえで何よりも肝に銘じているのが、人間性を否定しないこと。例えば、仕事では失敗をすることがあります。しかし、失敗をした『人』が悪いわけではありません。そもそも失敗は『いいこと』。ただ、失敗によってモチベーションが下がることがよくないだけなのです」

顧客に伴走し、管理・運用コストを従来の3分の1に

データプレパレーショングループが対応するお客様からの相談内容は、大きく3つ。1つ目が、データの移行だ。オンプレミスのデータ基盤からクラウドサーバにデータを移行したり、複数のクラウドにまたがるデータを1つにまとめたりといったもの。2つ目が、既存のデータウエアハウスを最適化してデータ運用のコストを下げたり、メンバーの負荷を軽減したいというもの。3つ目が、新しくデータを集めて分析用の基盤を作りたいというものだ。

Chrisは中でも印象的な事例として、あるアイウェアのメーカーの一件を挙げる。

この企業では、クラウド上の仮想サーバーであるAWS EC2にMicrosoft SQL Serverをアタッチしてデータを管理していた。SQL Serverの容量が足りなくなると、メンテナンスの際にデタッチをし、新しい場所にデータを移行して、再度AWS WC2にアタッチし直すという作業を繰り返していた。

この作業には1日を要するため、運用コストや時間がかかる。さらに、SQL Server自体の拡張性がない点も課題の1つだった。そこで、Chrisはアメリカのスノーフレーク社が提供するデータウェアハウス「Snowflake」へのデータ移行することで解決を試みた。

「Snowflakeに移行したことにより、ストレージを気にせず運用・分析データの集約が可能となりました。日に日に変化するデータ需要に対して、柔軟に対応できるストレージを持てたことで、これまでSQL Serverにとどまっていたデータ以外にも、例えば新事業で得られたデータを活用したいといった要望が挙がるようになりました」

管理・運用コストも従来の3分の1にまで減少した。これまではバックアップ作業に1日かけていたが、サーバー移行後は自動でバックアップが行われるように。Snowflakeの優秀なアーキテクチャのおかげで、データの入れ替えを行わなくても、データのアクセス先を切り替えるだけで過去のデータにリカバリできるようになった。

顧客に最適な価値提供をするために、社内に「学ぶ」文化を根づかせる

Chrisは、この仕事の難しさは『コミュニケーション』にあると話す。

「人の思考を100%伝えるのは難しい。そもそも仕事における失敗は、伝達ミスなどコミュニケーションからくることがほとんどです。だからこそ、自分自身をお客様の立場に置き換え、プロジェクトをどう進めたいか、どうキャッチアップしていくか、その思考をトレースしながらエンジニアリングするよう心がけています」

綿密なコミュニケーションで、顧客とメンバー双方を高めようと取り組むChris。「世界一のデータエンジニア集団」を目指すINSIGHT LABにあって、直近の目標は「日本一のデータエンジニア集団の中核を担う存在」になることだと意欲を見せる。

「お客様が抱えるさまざまな課題を解決できるよう、より多くのプロダクトやソリューションについて学び、活用していきたいと考えています。それを社内で仕組み化して文化にすることで、日本一、世界一のデータエンジニア集団としてお客様に価値を提供していきたいですね」

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