- 支援施設から就業した際のギャップを減らすために、より社会性のある仕事を利用者に提供したい
- クオリティ・コスト・デリバリーの要素を満たして仕事を請け負える仕組みを作りたい
- RPAを活用した申請書作成システムを構築し、クオリティや納期を担保
- 利用者の入力スピードを計測・グラフで表示することにより、利用者の成長度合や得意不得意を見える化
利用者、支援スタッフ、クライアント 全員が幸せになれる仕組みを作りたい
IT技術を活用することで、企業から業務を請け負うことはできないだろうか?もともとわたしがIT系出身なこともあり、4年以上前からこんな構想を練っていました。
業務を請け負うにあたり必要な<クオリティ・コスト・納期>の要素を担保しながら、利用者にも支援スタッフにも負担がかからない。そんな仕組みをIT技術を活用し構築できれば、就労支援施設でも企業から業務を請け負うことができるはずなのです。
ロボットが利用者の片腕を担う、RPAシステムを構築
自社内では手も足も出せなかったため、幅広い技術力をお持ちのINSIGHT LABに相談しました。ご提案いただいたのは、申請書の作成作業に、RPAの力を借りるという方法でした。利用者が作成した申請書類に対し、ロボットが補正をかける。内容が正しいことが担保された成果物が、期日までに顧客へ納品される仕組みです。
RPAは人の仕事を奪うなんて言われることもありますが、そんなことはありません。今回作成いただいたシステムでロボットは、利用者の片腕のような役割を担ってくれています。例えば体調が思わしくなく、思うように作業が出来なかったとしても、その部分をロボットがサポートしてくれる。利用者は自分のペースで作業をすることができ、我々のような支援スタッフは、利用者を急かす必要も、成果物を厳密に管理する必要もありません。まさに利用者、支援スタッフ、クライアントの全員が幸せになれるシステムです。
+αのデータ活用により、利用者の成長度合いの可視化も実現
もうひとつ、利用者にとってのメリットがあります。申請書を作成する際のワード入力時間を計測するシステムにより、過去対応した10件分の入力スピード実績が確認できるのです。これにより自身の体調の波や得意不得意、そして成長を実感できます。
支援スタッフの閲覧できる管理画面からは利用者毎の成長度合いだけでなく、成長の予測線を確認することも可能になっています。数値データという客観的で定量的なものさしがあることにより、利用者の現状や未来予測などを踏まえた、よりきめ細やかな支援が叶うでしょう。まずは試験的な導入からスタートさせ、INSIGHT LABと二人三脚で改良を重ねながら、実用性を高めていきたいと思います。
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