混沌としたデータを「価値」へと再設計する。
Qlikの進化と共に歩んだ10年の知見
Nickname
Deck
データサイエンス開発本部
データビジュアライゼーション部
テックリード
Profile
学生時代は北海道大学発のベンチャー企業にて開発業務に従事。2015年10月に当社の札幌オフィス立ち上げメンバーとして参画し、現在はテックリードとして技術選定や難易度の高い実装を牽引している。
Skill
Qlik Sense ビジネスアナリスト 統計検定3級 QlikView データアーキテクト Python 3 エンジニア認定基礎試験 基本情報技術者試験
Achievement
Interview
インタビュー
プロフェッショナルとは
混沌としたデータを「価値」へと再設計する。Qlikの進化と共に歩んだ10年の知見
データ活用の現場では、「できない」と判断されてしまう課題が少なくありません。データ量が多すぎて処理が追いつかない、ツールの制約で実現できない、あるいは運用が複雑で現場に定着しない──そんな理由で、本来活用できるはずのデータが使われないケースが多く見られます。
この状況に対して重要なのは、課題をそのまま受け止めるのではなく、「なぜできないのか」を構造から捉え直すことです。例えば、データ量の増加によって処理が実務に追いつかない課題に対しては、「検索用」と「結果表示用」にアプリの役割を分離する構成を設計し、実務に耐えうる処理速度まで改善しました。これは単なる機能の使い方ではなく、処理のボトルネックを分解し、アーキテクチャそのものを見直すことで実現したものです。
また、オンプレミスからクラウド(Qlik Cloud)への移行においても、属人的になりがちな工程を仕組み化し、確実性の高い移行プロセスを整備しています。
インサイトラボに入社してから約10年、BIツール「Qlik Sense」の進化を最前線で見てきましたが、本質的な価値はツールの機能ではなく、「いかに設計し、課題を解くか」という視点にあります。課題を構造から紐解くことで、「不可能」とされていた領域に解決の糸口が見えてきます。
心がけていること
分析の価値は「入り口」で決まる。意思決定を支える、揺るぎない土台の築き方
データの取り込みから可視化までを一貫して担当する中で実感したのは、データ活用の価値は「入り口」で決まるということです。入り口が整っていなければ、出口でどれほど高度な分析を行っても、意思決定を支えるデータにはなりません。
実際の現場のデータは、そのままでは使えることは稀です。項目の不統一や形式の混在など、不完全な状態が前提と言っても過言ではありません。
こうしたノイズを排し、システムが正しく、かつ再現性を持って扱える形に整える。この丁寧なデータ整備があって初めて、信頼に足る分析が可能になります。
さらに私が重視しているのは、その仕組みを最終的にお客様自身が理解し、運用できる状態にすることです。単発の分析レポートで終わらせず、継続的に価値を生み出す「基盤」として設計してこそ、データは真の価値を発揮します。
見えにくい工程ではありますが、こうした土台を愚直に作り込むことが、データ活用を実務で機能させるための最短ルートだと考えています。
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