
Member’s Nickname:Turtle
データサイエンス開発本部 データビジュアライゼーション部 テックリード
データサイエンス開発部 データビジュアライゼーショングループ
2021年、新卒でINSIGHT LABに入社。データエンジニアとして複数の案件の運用保守に携わりながら、2022年3月からはフロント業務に転向。データの可視化やBIツールの内製化といったプロジェクトに携わる。プロジェクトマネージャーとして窓口に立ち、顧客と社内エンジニアをつなぐ役割を担う。
お客様の窓口となり要望をお伺いし、その内容を社内エンジニアに伝えるフロント業務に携わっています。文系出身で、技術面について右も左もわからない状態からこの業界に飛び込んだ経験を糧に、データ活用の知見がないお客様に寄り添って、やりたいことを実現するお手伝いをしています。
「日々の業務で大切にしているのは、お客様からの信頼を得ること、絆を作ること。お客様のご要望をきちんと理解して、システムに落とし込んで具現化すること。その具現化されたものを見て、『自分の言ったことがちゃんと伝わっているな』『信用できるな』と感じていただくこと。そのために、お客様とのコミュニケーションを大切にしています」
そう話すのは、データサイエンス開発部データビジュアライゼーショングループメンバーのLuna(ニックネーム)だ。
2021年に新卒で入社したLunaは、データエンジニアとして複数の案件の運用保守に携わってきた。その経験を活かし、プロジェクトマネージャーとしてフロントに立ってお客様と社内エンジニアをつなぐ。
「お客様のご要望でも多数を占めるのが、Excelで行っている資料作成をBIツールに移行し自動化したいといった、業務効率化を目指すもの。ほかにも、BIツールの導入でお困りの方から導入を支援してほしいといったご相談があります」
大学在学中、国際社会学部を専攻していたLuna。卒業後、同級生は国際協力機構(JICA)や日本貿易振興機構(JETRO)など、グローバルな仕事に就くことが多い中、自身はIT業界を選んだ。国際協力に関する学びを深める過程で、社会課題の解決に寄与したい気持ちが膨らんだためだ。
「データを利活用することで、社会問題となっている大量生産・大量廃棄の『ムダ』を省くことができるのではないかと考えました。同時に、プロジェクトマネージャーとして周囲が仕事しやすい環境を構築したり、プロジェクトを管理したりする仕事がしたいという想いを、快く受け入れてくれたINSIGHT LABに入社しました」
こうしてデータエンジニアとして入社したLunaだが、周りは理系出身者やプログラミングの経験者ばかり。プレッシャーがのしかかるも、日々新しいことを学び、一つひとつできることが増えていく感覚に楽しさや喜びを感じるようになった。
顧客対応をするうえで、Lunaはお客様と共通認識を持つことに細心の注意を払う。お互いに頭の中で描いている景色が異なる場合、口頭だけの会話に終始すると誤解が生じかねない。そこで、自身の考えを図で示して整理し、認識に齟齬がないかを確認する。
文系出身者はIT業界で活躍しづらいのではないかと思われがちだが、Lunaはむしろ、文系出身であることが強みになっていると言う。
「私は文系出身で、『ITがわからない』からのスタートでした。だからこそ、そうしたお客様の気持ちがよくわかります。IT用語はなるべく平易な言葉にかみ砕いて説明するなどして、お互いに共通理解を図るようにしています」
ITがわからなかったときの自分の気持ちがわかるからこそ、お客様の気持ちにも寄り添える。そう話すLunaだが、顧客の気持ちに寄り添いすぎて失敗したこともある。
以前、ある顧客とミーティングを行っていた際、データ利活用で実現したい複数の要件を提示された。本来ならば、プロジェクトマネージャーとしてリソースや納期を考慮し、その中からできること・できないことを選別しなければならない。しかし、「お客様のご要望をできる限り叶えたい」と考えたLunaは、「なんとかしてできる方法を探します」と見通しが曖昧なまま引き受けてしまい、顧客だけでなくエンジニアにも負担を強いる結果となった。
「リソースも時間も限られている中、お客様のご要望をすべて受け止めてしまうと社内のメンバーに迷惑がかかってしまう。何よりも、それはお客様のためにもよくありません。できること・できないことを明確にして、はっきりと伝えることが大切だと学びました」
そんなLunaが仕事にやりがいを感じる瞬間は、顧客から直接感謝の言葉をかけていただける瞬間。そして、エンジニアのタスク管理や稼働管理をする中で、「Lunaさんがプロジェクトの担当でよかった」と言われることだ。
今後はより、プロジェクトマネージャーとしての案件を増やしていきたいと話すLuna。小規模案件だけでなく、大きなプロジェクトを一から任されるような人材になりたいと意気込みを語る。
「プロジェクトの途中には、メンバーが交代することがあります。それはフロントも例外ではありません。メンバーが代わっても引き続き評価いただけるよう引継ぎをしっかり行い、スムーズに業務が回るよう常に準備を怠らないようにしたいです。その結果、プロジェクトを成功に導く支援ができれば嬉しいですね」